コテージからほど近い場所にそびえる浅間山は活火山ですので、警戒状況など私も日々情報収集に努めておりますが、今日は近隣住民を集めて行われた「新しい浅間火山ハザードマップの解説とワークショップ」に参加してきました。
この「新しい浅間火山ハザードマップ」というのは、浅間山周辺市町村や、群馬県、長野県、防災関係機関、火山専門家が中心となって構成されている浅間山火山防災協議会が今年3月に作成した、大規模噴火を想定したハザードマップで、浅間山で千年に一度レベルの大規模噴火が発生したことを想定し、住民や登山者の避難経路などを盛り込んだ防災マップとなってます。
今日の講演は、日本における火山学の第一人者であり、浅間山にも深い関わりのある東大名誉教授の荒牧重雄先生の講演を聞けるとあって多くの方が参加されましたが、本当に素晴らしい講演内容で、とても貴重なお話を聞くことができました。
印象に残るお話や感銘を受けた言葉もたくさんあり、ぜひ内容をご紹介したいところですが、一部の発言を切り取ると誤解を招きそうな表現もあるため差し控えます。。これは文章にできないわ、というお話も多く、それだけに講演を生で聞けた方はラッキーでしたね(笑)
参加された地域住民の方もよく勉強されていて、かなり鋭い質問が飛び交いました。
荒牧重雄先生は88歳というご高齢ながら、言葉は明瞭でわかりやすくユーモアもあり、多くの意見を聞く柔軟な考えもお持ちな素晴らしい方でした。
家に帰ってさっそく論文を読み漁ってみましたが、こんなにすごい方のお話を聞けたなんてホントにありがたい。
下記の論文とかは、今日の講演の一端を垣間見ることができますね。
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/kazan/50/Special/50_KJ00004285691/_pdf/-char/ja
今日の感想を一言でいうと、「浅間山で千年に一度レベルの大規模噴火が起きても、恐れるに足りないが、油断は大敵、備えよ常に」といったところでしょうか。
関連リンク
・大規模噴火のハザードマップ(pdfファイル:249KB)
・大規模噴火のハザードマップ(降灰)(pdfファイル:249KB)
・小~中規模噴火のハザードマップ(無雪期・積雪期)(pdfファイル:249KB)
・浅間山火山ハザードマップの解説資料(pdfファイル:1.21MB)