2008年5月のオープンに向けて準備していく上で、大小さまざまな決断に迫られました。
たとえば「備え付けの家具や備品は、何が必要で何が必要でないか」「受付の方法はどうするか」「料金の設定は一人いくらとするか、それとも一棟貸切料金か」「問い合わせや要望に対してどこまで対応すべきか」「菜園やガーデニングは必要か」など。
どうすべきか迷うことも多いのですが、そんなときは下記の方針に判断を委ねました。
・お客様に気持ちよく滞在していただくためには、どうすればよいか
・自分達が楽しんで運営するためには、どうすればよいか
もちろんコスト面や物理的な環境面で妥協せざるを得ないこともありますが、できるかぎり上記を優先して運営しています。
松下幸之助さんの言葉を引用します。
どんないい商品があっても、サービスがそれに伴わなかったら、これはお客様にほんとうに満足していただけないと思います。むしろ、サービスに欠けるところがあったならば、お客様の不満を招き、かえって商品自体の信用を落とすことにもなりかねません。だからサービスとは、ある意味では製造なり販売に優先するほどのものだとも考えられます。
サービスというものは、どんな商売にもつきものであり、したがっていかなる場合でも、完全なサービスのできる範囲で商売をしていくことが大切だと言えます。
私も、良い設備を揃えるだけがサービスとは思いません。
「お客様に気持ちよく滞在していただくためにはどうしたらよいか」を常に考え、柔軟に対応していくことがサービスだと考えます。
ウォールデン軽井沢 スタッフ一同