佐渡に行く目的のひとつが佐渡薪能を鑑賞することだったので、演能スケジュールに合わせて旅行の日程を決めました。
佐渡市は古くから能楽が盛んで島内にはたくさんの能舞台があり、この日は両津にある椎崎諏訪神社が舞台。
参拝を終えて能舞台に来たときには見所(観客席)はたくさんの観客で埋まっていましたが、運よく正面最前列に座ることができました。ちなみに見所は「正面」「脇正面」「中正面」とすべて「正面」とついていることから、様々な角度から鑑賞する芸術ということがわかりますね。
心配された雨もあがり、薄暗くなった境内が幽玄の世界に包まれます。
演能中の撮影は禁止でしたので写真はありませんが、この日の演目は「羽衣」。「高砂」と並ぶ有名な内容なので素人の私でも楽しめましたよ。
かがり火が余韻を残しつつ終演。
佐渡島では4月から10月にかけて島内の各能舞台で20回近く薪能が演能されるので、タイミングが合えばぜひ鑑賞されることをオススメします。