「神は細部に宿る」という格言があります。
元々は芸術やデザインの世界で使われることが多い言葉ですが、それに限らず幅広い分野で引用され、私の貸別荘もそうありたいとウォールデンを運営しています。
ところがまだまだお客様に教えられることが多く、先日もお客様がお帰りになられたあと、それを痛感しました。
そのきっかけとなったのがこちら。
虫の多い季節に使用している殺虫器なので冬は仕舞っているのですが、今の時期は「虫はいないけどお客様がいつでも使えるように」と電源コードは繋がずひとまとめにしています。
これのどこが問題かというと、次の写真を見ていただくと一目瞭然・・・
どうですか、この違い!
これはお客様がコードを結び直したあとの写真ですが、比べるまでもなくスッキリと綺麗にまとめられています。
しかも私が結んだコードはだらーんと垂れ下がり、下を通ると頭に触れてかなり不愉快であることに気づきました。
ほんの30cmの違いですがその差は天と地ほどあり、改善後の状態を知ると自分の今までのやり方が恥ずかしく感じます。
他にもこれは昨夏のことですが、以前ドアノブに安全カバーを付けたときのこと。
カバーを付けたものの少し緩かったため、ときどきスポッと抜けてしまうことがありました。
そのときも「使いづらいけど事故防止のためには仕方ない」と妥協していたのですが、あるお客様がお帰りになられたあと、そこに輪ゴムが巻かれていることに気づきました。
最初はなにかと思いましたが、この輪ゴムが「ぎゅっ」と締め付けてくれるおかげで、カバーが抜けることもなくなり、非常に助かりました。
このときはお金をかけることなく、ありあわせのもので劇的な効果を生むお客様の発想力に嫉妬すら覚えましたね(笑)
こういったお客様はさりげなく「神を細部に宿して」帰られる方が多いので、お礼/お詫びを言う機会がないのですが、お気づきの点がございましたらどうぞ何なりとお知らせください。
これらはほんの一例ですが、お客様にいただくアンケートやこういった助けがあって、いまのウォールデンがあるなぁ、、と日々実感しています。