貸別荘の前年度の売上を使って、毎年なにかしら設備投資をしているのですが、今年は洗濯乾燥機を新調することにしました。
「家電を買う」というと最近はネット通販の方が安いというイメージがありますが、別荘の家電は多くのお客様に満足していただけるように家電量販店や専門店でお店の方によく相談しながら商品を決めています。
もちろん、相談だけして買うものが決まったらネットで安く購入することもできますが、それだとお店の固定費やスタッフの方の知識を盗むのと同じですから、多少高くても相談したお店で買います。
今回はヤマダ電機さんで相談させていただいたのでそのまま購入を決めたのですが、結果的にネットで買うより安く(お得に)購入することができました。
何に設備投資するかはお客様の声(お客様からのご要望)を参考にさせていただくことが多いのですが、洗濯乾燥機に関してはお客様から「乾燥機能の性能に対する要望」をいただいていたので、店員さんにも乾燥性能に優れた製品をオススメしていただき、最終的に決めたのがこちらの製品です。
(できればもっと大型の商品が良かったのですが、設置場所の入り口が狭いため、搬入できるギリギリのサイズがこれでした…)
http://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bdsv110b/
これは販売価格だけを見ると、価格ドットコムの最安値店が¥156,800に対して、ヤマダ電機は184,680円なので28,000円ほど割高。なのですが、配送・設置料、リサイクル料金、延長保証、ポイント割引などを考慮すると、価格ドットコムの最安値店が¥177,817円に対して、ヤマダ電機は175,298円と逆に2,500円ほど安く買えてしまいました。
こんなことを書くと、「しつこく値段交渉したからでしょ」と疑う人もいるかも知れませんが、相談の間は値引に関することは一切話さず、購入を決めた後に1回だけ「この値札の金額から値引きはありますか?」と聞いて表示価格から3,000円引いてもらっただけです。逆に、理由はよくわかりませんが、注文も決まって精算しているときに店員さんから「UCの商品券をオマケで付けますね」と4,000円分の商品券までもらってしまいました。
ではどうしてネットで買うより安く(お得に)買えたのかというと、ネット通販の場合は配送・設置料が有料(割高)だったり、リサイクル品収集運搬料金がかかるのに対して、量販店の場合は延長保証が無料だったりポイント割引、不要となった家電の下取り(買取)制度があることが理由です。
これは店員さん次第かもしれませんが、今回は担当スタッフの方から「お客さんの得になるようにいろいろ考えてあげよう」という気持ちも伝わってきました。
搬入についても、ネット販売だと「商品の幅+10cm以上なければ設置できません。設置できなかった場合の保証はありません。キャンセルもお受けできません」と書かれていましたが、ヤマダ電機では「+5cmあればまず大丈夫ですが、もし搬入できなければ別の商品と無料で交換できますし、欲しい商品がなければキャンセルも無料です」と言っていただいけたのもありがたかったです。
おかげでネットで購入するより大きなサイズ(といっても今置いてあるのと同じサイズですが)を買い換えることができました。
来週には北軽井沢に納品していただけるので、今シーズンの貸別荘の営業開始にも間に合いそうで良かったです。
今回は見た目の金額に惑わされなかったおかげで、総支払額や満足度も含めてとても良い買い物ができました。
これは商品に限らず、仕事やサービス、人間関係にも当てはまると思います。
「安く買えてよかった」なんて書くと、損得だけ考えているように誤解されてしまうかもしれませんが、得することにこだわるのでなく、(とくに貸別荘の運営上は)あえて自分が損することを選択するのも重要と考えています。
ウォールデン軽井沢の宿泊料金も、他のホテルや貸別荘と比べると決して安くはありませんが、ご滞在中にかかる費用はできるだけ安く抑え、金額以上の満足感を得ていただけるように努力していく方針です。
宿泊料金を値引きしない理由はまた別にあるのですが、それについてはまたの機会に…