週末は蓼科温泉の『ホテル親湯』さんに宿泊してきました。今回は息子の1歳の誕生日と初節句のお祝いなので私とカミさんの両親も一緒に賑やかな旅行です。
広ーいお部屋を並びで用意していただいたので息子もハイハイし放題。
壁の防音もしっかりしていて、隣の部屋で大音量でテレビを見ていてもまったく聞こえてきません。逆に、子供をひとりで昼寝させているとき隣の部屋で泣いていても気づけないので、滞在中はスマホ2台をテレビ電話で繋げて寝ている様子を見守っていました。
お部屋からの景色も絶景。ホテルは標高1,350メートルの山奥にあるのでまだ春の訪れは感じられませんでしたが、新緑や紅葉の季節はまた見事でしょうね。
今回は朝夜共に部屋食でオムツ替え放題の「赤ちゃん大満足プラン」でしたので、たくさんのおむつやお腹が空いたとき用の離乳食を用意していただきました。
オムツなんてそんなに替えるものでもありませんが、普段使ってるオムツを指定できて「なくなったらすぐ追加を持ってきますから言ってください」というスタッフさんの言葉は安心感がありますね。
渓谷を一望できる無料の貸切露天風呂も赤ちゃん連れには嬉しいサービス。お風呂にも赤ちゃん用のイスを用意してくださり、至れり尽くせりです。
善光寺の宿坊に泊まったときにもありましたが、畳の敷かれたお座敷風呂の大浴場も気持ちいいですね!
月齢に合わせて手作りしてくださる温かい離乳食もおかわり自由♪
大人のお料理は写真を撮る余裕がありませんでしたが、創作料理の蓼科キュイジーヌも従来のホテル食にはない珍しいものでした。
朝食の離乳食も美味しそ~♪
館内の設備はいろいろあって紹介しきれませんが、「おこちゃま広場」やビリヤード場も充実。
個人的にイチバン感動したのが館内各所にある図書コーナー。総数6,000冊の蔵書があり、貴重な資料も多数展示されています。
多くの歌人、文人に愛されたホテルの心意気を随所に感じますね。
岩波書店を創業した岩波茂雄氏は諏訪市出身ということで、2,000冊もの岩波文庫が集められたコーナーもあり、自由に手にとることができます。
岩波文庫を紹介するパネルにはホテル社長の「僕は岩波文庫で作られている」という岩波文庫への想いが語られていましたが、私も高校3年間を通じて岩波文庫を200冊以上貪るように読みましたから共感するものがありました。
別のフロアにある音楽コーナーはクラッシック、ジャズ、ロックに関する本があり、BGMにも凝っています。
ジャズに関する本は持ってる/読んだことのある本も多く、ここでもオーナーに親近感がわきましたが、昔よく読んでいた音楽雑誌に掲載されていた「レコスケくん」の単行本を発見してビックリ! このヘタウマな絵とマニアックなヲタク・ネタが懐かし~♪
これだけの蔵書を前にして平静を保てるはずもなく、家族が寝静まった深夜に部屋を抜けだして一人読書という贅沢な時間を堪能させていただきました。
ホテル親湯さんは創業100年以上の老舗旅館ですが、旧来の温泉旅館から「リゾート」の概念を取り入れたコンセプトは星野リゾートに通じるものがありますね。
何より素晴らしいのはホテル従業員の皆さま。気持ちの良い挨拶や、誕生日ならではのサービスをしていただいたり、随所に感じられる細やかな心遣いで滞在中は快適に過ごせました。
ホテル周辺には武田信玄の隠し湯など散策に楽しいエリアもあったので、今度来たときは息子の手を引いて散歩したいなぁ。
1歳の誕生日と初節句のようすは明日またご紹介させていただきます。