北軽井沢は今日も朝から雪が降っていますが、「大雪物語」はこんな日に読むのにピッタリな小説です。
物語の内容は「記録的な積雪に見舞われた別荘地の長野県K町を舞台にした連作短編集」で、作者の藤田宜永さんは軽井沢町在住ですからK町とは軽井沢町のことで、「記録的な積雪」とは2014年2月の豪雪で間違いないでしょう。
もちろんフィクションなのですが、大雪で家や車に閉じ込められたり、自衛隊が出動するシーンなど当時の状況を思い浮かべながら、「あのとき軽井沢のどこかで本当にこんな物語が生まれていたのかも…」とリアルに想像してしまいます。
その「大雪物語」ですが、第51回吉川英治文学賞受賞が決まったそうですね。おめでとうございます!
2017/3/28追記
北軽井沢はこのあとも雪が降り続いて、50cm以上の積雪となりました。。。