「北軽井沢にフィンランド風エコを蒔く」と題した公開ゼミがツルネン・マルテイ参議院議員を招いておこなわれました。
その中で話された興味深い話題をご紹介します。
フィンランドと北軽井沢の環境は驚くほど似ている
・フィンランドの国土の大半は森林に囲まれ、人と自然が密接に結びついている。
・寒冷な気候だが夏は30℃近くまで気温が上がることもある。
たしかに北軽井沢にも「ムーミン」やトナカイが出てきそうな森がありますね。
私も一度フィンランドに旅行したことがあるのですが、深い森と静かな湖に囲まれた美しい国で、どこか北軽井沢にも似た雰囲気があると感じました。
豊かな人生を送るためには、余暇の過ごし方が重要
・フィンランドでは1ヶ月くらいの長期休暇を取るのは当たり前。
・多くのフィンランド人は別荘を持っており(約70%、ヘルシンキに限ってはほぼ100%の人が別荘を持っている)、長期休暇は家族や親しい友人たちと森の中の別荘で過ごす。
・日本では一般の人が別荘を持つことは難しいかもしれないが、貸し別荘などを利用すればフィンランド人のような余暇が過ごせるはず。
偶然「貸し別荘」というキーワードが出てきて驚きました。
たしかに日本で別荘を持つことは費用の面でも管理の面でも大変ですが、貸し別荘を上手に利用することで、豊かな人生が送れるのではないでしょうか。
人は自然と離れて暮らすことはできない
・マンションなどのコンクリートの建物に住む人と比べ、木の家に住む人は平均寿命が9年長い。
・「休む」という字は「人」と「木」が寄り添ってできている。
ツルネンさんはフィンランドから日本に来て40年というだけあって日本語も達者ですが、漢字への理解も深いことに驚きました。
建物と寿命の関係を調べてみたらこんな実験結果もあるそうです。
木、金属、コンクリートで作った三種類の箱でマウスを育てた結果、子マウスの生存率は木箱85%、金属箱41%、コンクリート箱はわずか6.9% に過ぎなかった。さらにマウスの成長率を見てみると、木製の箱で育ったマウスの方が他の箱よりも2倍も高い結果が出た。(静岡大学農学部の飼育実験「木の居住性評価に関するマウス実験レポート」より)
たしかに森の中で過ごすと、気持ちや心が安らぐように感じます。都会で生活されている方も1年のうち数日間は森林に囲まれた生活をするのも良いのではないでしょうか。
講演の後、ゼミの大澤教授、ツルネン参議院議員と森を散策しながらいろいろなお話も聞かせていただきました。
森の生活に興味がある方はぜひ木造建築の貸し別荘『ウォールデン軽井沢』をご利用ください。https://www.walden-karuizawa.com/